空高くあがれ

凧揚げ

お正月の凧揚げ。dateは85年。

この写真自体も古いけど、子供の頃は手製の凧をよく揚げていた。

「今日は揚がりそうじゃなあ」 冬に風の頃合いをみて兄と出かける。

走ったり動いたりするので寒かった記憶はあまりなくて、

凧がうまく風にのったらあとはすいすいと身を任せる。

お天気がよければなお気分よい。




凧揚げで思い出すのは、吉田秋生の漫画『カリフォルニア物語』

うろ覚えだけど、主人公のヒースが旅立ちの日に兄と凧を揚げるシーン。

父に優秀な兄といつも比べられ、次第に疎遠になり頑なになったヒースの気持ちが和らいだ日。


空高くあがる凧をみていると、こころがかいほうされるのな。








空の魔物

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今週は猛暑続き。
昨日は暑さがピークに達して、職場でセンサーが鳴り通し。
保管庫の設定温度を超えてしまった。
暦を見ると大暑と書いてあった。
いちばん暑かった日なら、もう過ぎたことにしてほしい。

今日は午後から、ちゃりんこで江坂まで歯の治療に行く。
到着して待合室にいるあいだも、なかなか汗がひかない。

帰り道、走りながら空を見るともくもくの入道雲が現れていて、
それは、梅雨が明けた夏の空を魔物が支配しているかのようにみえた。

魔物といって思い出すのは、手塚治虫の漫画「どろろ」。
主人公百鬼丸の父が、天下統一の出世欲とひきかえに、産まれてくるわが子の身体を48の魔物に
くれてやるというもの。
儀式は極秘で嵐の晩に寺のお堂で行われた。
翌朝、手も足も目も鼻も何もない子供が産まれる。
魔物は容赦なく身体から48部を奪っていた。
産まれた子はすぐにたらいに入れられて川に流されてしまう。
百鬼丸の生い立ちである。
小学生のとき、毎週の発売が猛烈に待ち通しかった漫画。

入道雲をみて、もんやりそんなことを思いだしていたら、
雲の形はどんどん変わって、魔物らしくなくなっていた。



家のあちこちに神さまがいると言うのなら、
案外、魔物って大っぴらにいろんなところにいるのかも知れない。


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