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過ぎた時間



昨夜携帯に電話があり、登録のない番号なのに出てしまった。
遠慮がちに話すその声の主は、なんと小学校の同級生だったY君で、
卒業以来はじめての同窓会をするという内容。
今まで一度も行われなかったのも不思議な話だけど、
皆で一致団結することも少なく、あまり群れることのないクラスでした。

それでも、幼稚園から小学卒業までの8年間を一緒に過ごしてきた仲間。
たくさんの思い出があります。なにせ1クラスしかなかったので学年単位です。

ここからは、6年生になって関西に修学旅行に行ったときのことです。

前述のように1クラスの少人数なので、引率は担任、校長、保健の先生だけ。貸し切りバスはなく、当時の国鉄在来線で東へと向かう。
まず神戸で下車して神戸ポートタワーを見学。その後は京都へ直行の予定でしたが、誰かが新幹線を見学しようと提案したので急きょ新大阪駅で途中下車する。入場券でホームに入り、このとき初めて世界最速の巨大な乗り物を目の当たりにしたのです。

京都では金閣寺や二条城、清水寺などを見学して四条烏丸の旅館に戻る。部屋は20畳以上の大広間で、右と左の端っこに男女分かれて布団が敷いてある。昔の時代で子供とは言え、さすがに「いいのか、これで。」と生徒全員が感じたと思うけれど、「いいのだ、自分たちはまだ子供なのだから。」とそれぞれが納得していたに違いない。
就寝前には、担任の計らいで「5分間の枕投げ」があって、先生の掛け声とともに、電気を消した真っ暗な部屋で一斉に男子と枕がまじで飛んできた。それでも、先生の「はい、やめ!」の合図とともに全員が寝床に就く。皆興奮さめやらぬだったと思うけれど、子供の頃からやたらと寝つきがよかった私は、即座に眠りこけたのでした。

翌日の奈良でも市バスを乗り継いでの移動で、地元の小学生のような気分。バスの床面は板張りで、ご近所さんと思える人たちと一緒に乗っていることが不思議な感覚でした。
東大寺の大仏殿にある穴のあいた大きな柱は、T君が代表でくぐる。諸説あると思いますが、私たちがそのとき聞いたのは「柱をくぐると頭がよくなる」です。
奈良公園で鹿におせんべいをあげたりしていると、雨がしとしと降ってきたのでタクシー数台に分かれて次の目的地へと。今日降るような雨の季節だったのか、窓の外に眼をやると古都の町並みに新緑が映えて美しい情景でした。

そのときの思い出の写真はモノクローム。全員が半透明の雨合羽を着ています。



昭和40年代なかば、当時でもちょっと珍しい修学旅行の思い出です。

その後、中学校はマンモス校だったので同級生は各クラスに分散されて
小学卒業以降は、ほとんど話すことも見かけることもなくなっていました。



今回の同窓会は、半世紀を迎える年にひとつの区切りのようなもの。
あれから、そんなに時間が経ってしまったのかと成長のない自分を感じつつ、
今年も1年の半分が過ぎて、今日から早やくも7月です。


瀬戸内の風に吹かれて、毎日放課後の校庭で遊んでいた日々。
お盆には、時間をさかのぼるようにあのころの皆に会いに帰ろう。

・・おじさん、おばさんになった今いきなり会うのは、ある意味でコワイけれど。




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Comment

| | 2010.07.13 02:25
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fookey | URL | 2010.07.13 02:26
タイムマシンがあったら一緒に乗って行きたいね!! 思い出は美化されていて、「こんなはずじゃ!」なかったりして(笑)
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